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富士山ステージ ステージ情報>> TOJ広報ニュース  2006年5月19日発行
オーガスティンが富士山を制して総合2位へ
国際レース初優勝を果たしたオーガスティン
5月19日 午前10時
天候:くもり 気温:19.5℃ 湿度:-
風向:北北東の風 風速:3m (御殿場地域気象測候所調べ)
観客:1,650人(午前11時)

大会唯一の個人タイムトライアル。おおむね総合成績の下位選手から1分間隔でスタートし、標高差1,200mを駆け上がる。総合成績のトップ3からは2分間隔だ。しかしこの日の舞台となった「ふじあざみライン」はあいにくの雨。各チームのマッサージャーが選手の足に雨天用のオイルを塗るなどの作業に追われた。雨脚は後発スタートなるほど強くなり、加えてゴールの須走五合目は風も強くなっていく。しかし区間優勝争いは、やはり有力選手が集まった最後の十数人までもつれ込んだ。
 最後から15番目のジョンリー・オーガスティン(19)=南アフリカ、コニカミノルタ=が快走を見せ、それまでの記録を4分近く上回る40分56秒49のトップタイムを記録。昨年の大会でこの区間を制したアンドレイ・ミズロフ(33)=カザフスタン、カペック=は42分55秒12で区間3位。
 日本勢では上りを得意とする狩野智也(32)=スキル・シマノ=が43分33秒69で、5位に食い込む走り。土井雪広(22)=スキル・シマノ=も必死の走りで44分33秒56。そして最終走者のデュマはオーガスティンに1分01秒28遅れでゴール。しかし総合成績ではデュマが首位を守り、オーガスティンが16秒遅れの総合2位に浮上した。
「キツい勾配に苦しんだが、総合成績を守れてうれしい。このグリーンジャージを最後まで着続けたい」(デュマ)
「初優勝できたことに驚いている。日本企業がスポンサーとなっているボクたちのチームは、この大会で誰かが勝つことが目標だった。明日は総合優勝を逆転するために重要なレース。長い一日になりそうだ」(オーガスティン)
「前半は昨年を上回るペースで飛ばしたが、残り3kmから伸び悩んでしまった。(無冠の帝王を返上するためには)明日しかない」(狩野)

最大18%の激坂にママチャリで登頂成功!
「これでママチャリ登坂は2回目」と竹木さん
スタートからゴールまでの高低差が1,200m、最大勾配値が約18%という富士山ステージは、山岳仕様にしたロードバイクでも登破するのは至難の業だ。選手たちは歯を食いしばり、息を切らせて上ってくる。その富士山ステージに、「ママチャリ」で挑んだ強者がいた。芝浦工業大学4年の竹木秀一さんだ。
 竹木さんはスミタ・ラバネロ・パールイズミに所属している。同チームは今期、チームの大黒柱だった飯島誠選手を移籍で失い、本大会では苦戦を強いられている。ゴールで同僚を応援しようとしたが、チームで余っている自転車は、ママチャリしかなかった。
 レース前にママチャリでアタックを開始し、自転車を押した所もあったが、1時間15分ほどで完走した。
 竹木さんは、「飯島選手が抜けてプレッシャーがかかる中、頑張っている選手を見ると、自分も頑張らなくてはと思います。選手たちはプレッシャーを力に変えて、伊豆ステージ以降、ポイント賞を狙うなど頑張ってほしい」と話していた。(朝日新聞・今井竜三郎)
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ゴールで選手を迎える温かいファン
五合目の山小屋で石井夫妻に囲まれて
台風のような悪天候に見舞われた富士山ステージですが、標高2,000mの五合目でも選手を待つ熱心なファンの皆さんの姿が見られました。
 昨年は寒さに悩まされていただけあって、今年は防寒対策をしっかりしてきたという方が多かったです。山小屋でお会いした石井さんご夫妻は東京から駆けつけ、大阪ステージも観戦。そして、富士山、伊豆、東京とツアーを追いかる予定。
「本当は、全ステージ観戦したいのですが、休みが取れなくて」と残念そうな石井さんご夫妻ですがm昨年も富士山はゴールで観戦。
「写真が好きなので、タイムトライアルは一人ひとりを撮れるし、表情が良く見えてうれしい」と語る奥様。
 全国各地、こういった自転車ファンの皆さんに囲まれてレースができる選手たちは幸せですね。レースを伝える立場としても、こういった方々により面白く見ていただくため、情報をたくさん収集してお届けします!(飯島美和)
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