マイバイクに
チームエレファントの
デカールを貼る、楽しいおしごと
通称エレチーの
VULCAIN号完成。
このときはまだフラットなハンドル
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第1回ではその輝かしい「タイヤのある人生」を振り返り、そしていよいよ自転車の世界に行き着く。友だちを誘って女性ばかりの自転車チームを結成。それが「チームエレファント」だ。さて、どんな活動をしたらいいの?
美容と健康のためにと、一大決心をして始めることにした自転車ですが、初めは何から手をつけてよいかも分かりませんでした。
何でも妄想から入る私が一瞬想像したのが、
「私たちって競輪選手のような格好をするのかしら?!」
など、形が先行するほど、イメージが乏しいものでした。
実際に走ってみないことには、自転車の魅力は分からないということで、とりあえずはみんなで少し長距離を乗ってみよう!ということから始めてみました。

お友だちを誘って女のコだけの
自転車チームを結成しちゃった!
記念すべき、第一回目のトライは、まずは町田の駅付近から川沿いのサイクリングロードを、借り物のマウンテンバイクでひたすら走り、江ノ島までの道のりで挑戦しました。35キロという道程は、登り坂などもなく、1時間に1度の軽い休憩(アンパンやバナナを食べる)をはさみ、全員3時間半で走りきりました。
ちょうど、時期が1月ということもあり、寒さで手と足の指先に痛みを覚えたのですが、なにより我慢できなくなってきたのが、初体験の洗礼であるお尻の痛みでした。途中、ヒリヒリして何度も挫折という言葉が脳裏をよぎりましたが、目の前にキラキラキラッと光る海が見えた時には、あの痛みも忘れてしまうほど感激しました。
この経験から、まず最初に購入しなければならないものが判明しました。
レーサーパンツ(通称レーパン)でした。
さて、続いての感動を求め、チームエレファントがデビュー戦に選んだ記念すべきイベントがこちら。
ぐるっと浜名湖ツーリズム!2006
浜名湖サイクル・ツーリングチャリ・DE・浜名湖!!
距離は22キロ。当初、
「これくらいは軽いだろう。」
と思って臨んだのですが、そう簡単なものではありませんでした。
その日の天気は晴れだったのですが、ものすごい超強風で、湖沿いの道を走っていると、バッシャーンと波をかぶるのです。
一瞬遊園地のアトラクションに乗っているかような状態になり、
「うわー! キャー!」
と大騒ぎ。橋の上などでは向かい風や横からの風で、走れたものではありません。自転車を降りて押すのも精一杯という状態でのサイクリングでした。
あの時に原動力になったものとは、
「完走したら美味しい鰻を食べて帰るぞ!」
という気持ちでした。
そんなことを目標に何とか完走することができたデビュー戦となりました。
その後、もっと長い距離を走ってみたいという気持ちが次第に強くなり、月に2度くらいは集まって、横浜・鎌倉・湘南や都内などあらゆるところで自転車をレンタルし、毎回40キロ近く走る機会を作りました。
すべてはハワイで80キロに挑戦するための道のりでした。
しかし、私たちの練習は決して厳しいものではありませんでした。
それにはれっきとした理由があるのです。なぜなら、苦しんで力を入れて漕ぐと、足が太くなるからです。
自転車の漕ぎ方には2種類あり、
競輪選手のようなレース型。
それからマラソン選手のようなロングライド型。
私たちは後者のほうで、あくまでも軽い走りで、回転数は1分間に70回転くらいの有酸素運動を続け、脂肪を消費し基礎代謝をあげる=美容につながる=という走りを心がけています。
シャキシャキ漕いで、美味しいランチを食べ、また走る。という楽しいサイクリングが私たちの基本です。


マイバイクに
チームエレファントの
デカールを貼る、楽しいおしごと
通称エレチーの
VULCAIN号完成。
このときはまだフラットなハンドル


06年のホノルル、
ホテルのお部屋で
マイバイクをセッティングしたのです
チームエレファント、ホノルルに登場!
右から3人目が私です
1年目の私たちの目標は、ハワイで開催されるホノルルセンチュリーライドで80キロを完走することでした。
ということは、そろそろ自転車やウエアを用意しなければなりません。
この段階での情報収集はもっぱら雑誌やインターネットでした。
ひたすら雑誌を買い集め、気になるものはプリントアウトしまくり、それをみんなで持ち寄って、ああでもないこうでもないと検討して、わからないことがあると、メーカーに直接電話をして聞いたりもしました。本当に体当たりでした。
いろいろ調べ上げ、レースがあると聞けば見に行ったりもした結果、私たちの選んだ自転車の形は、ロングライドに向いている軽いロードレーサーになりました。通称VULCAIN号のカラーリングやデザインも繰り返し検討し、ステッカーなどを貼り、こだわりのハートを後ろ45度の位置に付けました。
ウエアは簡単に絵を書くところから始まり、期間的に厳しいにもかかわらず、何とか気に入ったものができ上がり、無事ハワイでのお披露目をすることができたのです。
ハワイでの80キロはゆったりと、気持ちよく走ることができました。
途中取材や撮影時間もはさみ8時間ほどでゴール。あの朝日を浴びながらスタートし、そして坂を上りきったら目の前に広がる青い海、それから途中の花の香りなど、自然を感じながらのあんなに気持ち良いサイクリングがあるのだと、今思い出しても夢のようなサイクリングでした。
最後にゴールをする頃には一緒に走ったチームメイトとの間には信頼感や達成感。それからみんなケガがなくて良かった。という安堵感でいっぱいになりました。

あこがれのホノルルセンチュリーライドで
全員完走。「やったあ!」
この80キロを完走したことによって、私たち一人一人の距離に対しての自信がついたことは言うまでもありません。
長距離サイクリング大会で知られる佐渡島に行く前に、
「130キロ走れるかな〜?」
とチームメイトへ問いかけたところ、軽く
「うん。大丈夫でしょ」
と、なんとも頼もしい返事が返ってくるような、そんなチームになってきた今日この頃なのです。

チーム全員がセンチュリーライド完走。
完走賞を掲げてみんなで記念撮影

3月19日発売の雑誌「anan」(マガジンハウス刊)で
「北川えりの自転車ライフ」が掲載されます。お見逃しなく!