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北川えり

北川えりの自転車コラム
タイヤがあればどこまでも

第4回 自転車 ヨーロッパからアジアへ!

コラム第4回は自転車大国の中国ルポ。旧正月のいわゆる「春節」に中国を訪れた北川小姐が、得意の中国語で自転車事情を取材しました。今年8月に第28回オリンピック競技大会が開催される北京。果たして最新の「タイヤ事情」は?

中国でもレンタル自転車システム開始

中国の春節(旧正月)でも
自転車は休むことを知りません

中国の春節(旧正月)でも
自転車は休むことを知りません

昨年話題となり、ご存知の方も多いと思いますが、フランス・パリ市では2007年7月から、環境事業の一環ということでVelibという名のレンタル自転車事業が始まり、好評だそうです。
これは24時間、市内の750カ所でカードなどを利用して自転車を借りることができ、指定した場所に返すという、とても合理的で便利なシステムです。私も、今度パリに行ったときにはぜひ利用してみたいと思っています。
実はこのシステム、中国でも始まったのですが、その事実は意外に知られてないのではないでしょうか。

そんなわけで、今回は私が仕事やプライベートでもよく足を運ぶ国、中国の自転車事情(ちなみに中国語で自転車は“自行車”)についてご紹介します。
まず、“中国”と言えば、“自転車”というイメージをお持ちの方も多いかとも思いますが、実はここ数年間の様子を見ていると、道路の風景も様変わりしています。
主要都市では、自動車利用率が急激に高まり、北京市内では自動車保有台数が300万台を突破、街は交通渋滞だらけで、いつもお願いしている日本語が話せないドライバーさんも、
「北川小姐!交通渋滞ネ!」
と、それまでは寒いね!暑いね!しか言わなかったおじさんが、“交通渋滞ネ!”という日本語をいつの間にか覚えてしまっていたほど。

雨後の筍(たけのこ)のように車が増える中、『エコ五輪』ということで、始まったのがレンタルサイクルです。
北京市内の商業地区や地下鉄の出入り口、ホテル、団地など、オリンピックまでに約200カ所に5万台の設置を予定しているということ。私が留学をしていた数年前には無かったこの自転車レンタルシステムが、今年の春節の時期(2月)に訪れた際にはすでに始まっていました。やることの早さに驚くとともに、うまくシステムがまわってくれれば、観光の際にも使えますし、環境にもよく、エネルギーを消費して、美味しいものをより美味しく食べることができる、まさに食いしん坊の私にはいいことづくし。
ちなみにレンタル料は1時間5元(約75円)、4時間10元と格安。保証料500元(約7500円)は自転車を返すともどってきますが、その差には驚きますね。

中国の自転車事情、最近の様子!

北京でも電動アシスト自転車が
増えています

北京でも電動アシスト自転車が
増えています

街で出会う自転車には、昔ながらの自転車も多いのですが、先日行った自転車屋さんでは、売り場にある半数が、
電動自転車(電動スクーター?!)
もしくは電動アシスト自転車
になっていました。
中国では1時間以上自転車をこいで職場に通勤するということも多いようで、そんな際に日本では原付やバイクに移行したものが、そこは飛び越して電動自転車に行った感じでしょうね。電動スクーターはナンバーが必要ということで、もう自転車を超えた域に入ってきていますね。

しかしここ、北京は自転車移動が好都合な部分もあるのです。その理由としてまず一つ目に、広い道路には立派な自転車専用道が整備されていることです。もともと自転車人口が多いからか、それとも土地が国のものだからなのかはわかりませんが、道路一車線分ほどの自転車道があります。朝の自転車道はものすごい自転車の数で、レース?!かと思うほどです。
それから二つ目の理由に、街の中心部の道が狭いことです。
北京の中心部には昔からの伝統的な建物、胡同(フウトン)が残っています。その周りは、車では通れないくらいの細い道が入り組んでいて、その周辺を通るにはもってこいの乗り物なのです。五輪観戦旅行などを計画されている方も多いかと思いますが、もし北京に行く機会がありましたら、この胡同の周りをふらっとしてみてくださいね!(ちなみに私もそのころ、北京にいるかも!?)
北海公園の周りが私のお気に入りで、人々の生活している様子が伺えます。食事の時間には包丁の音や美味しそうなにおいがしたり、テレビの音が聞こえたり、道端で日向ぼっこしている老人や将棋を打っている人たち、青空マッサージ屋を開いている人や、楽器を弾いている人・・・とにかくのんびりした時間が流れているので、ぜひ自転車で巡ってみてください。

個性的自転車大集合!

スゴい!
氷の上でも自転車。
感動しました!

スゴい!
氷の上でも自転車。
感動しました!

スゴい!
氷の上でも自転車。
感動しました!

さて、昔ながらの自転車の話に戻しますが、中国では、今までにありとあらゆる自転車の活用法を目撃しました。
まず冬の風物詩とも言える焼き芋屋さん。(焼き芋は1つ2元・約30円)
それから暖房のための練炭屋さんは、これでもか!というくらいの量の練炭を積んでいました。
また、自転車のこんな使い方もあるのだな〜と感心したのが、自転車スケートです(1時間30元、約450円)。
それから夏に出会った
冷たいおしるこ屋さん
アイス屋さん水の配達
ゴミの清掃自転車もありました。
もうありとあらゆるところで個性あふれる自転車に出会うことができるところも、中国の魅力の一つだと思うので、これからも残ってほしいものです。

中国ではさまざまな自転車が
庶民の生活の中で
活躍しています

中国ではさまざまな自転車が
庶民の生活の中で
活躍しています

中国ではさまざまな自転車が
庶民の生活の中で
活躍しています

中国ではさまざまな自転車が
庶民の生活の中で
活躍しています

スポーツとしての自転車

世界一の人口を誇る中国国内の自転車保有台数はなんと、5億台!!とも言われていますので、やはり規模が違います。先日は珍しく、こんなスポーツ自転車を見かけました。
道路の舗装状態もあまりよくなかったりするので、スポーツ自転車はあまり見かけませんが、いろいろ調べて見ると、中国でも自転車レースはいくつかあるようです。
有名な自転車レースが、チベット高原の東北部に位置する青海省にある青海湖で行われるロードレースです。その景観は中国一美しいともいわれる青海湖の周囲は360km。標高が3205mという、世界でも最も高所を走るコースだそうです。こんな素晴らしい道を走ることも夢見てチームエレファントも、日々の練習の励みにしていきたいと思います。

北川えりさん

北川えりさん

CHECK!!

北川えりさんはこんな腕時計を使っています!

VULCAINのホームページ
http://www.vulcain.jp/top.html

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