はやッ!もう移籍話?
ヨーロッパも5月…。
天気ももう春とはいえない陽気で、連日30度近い。
そんな中、1通のメールが届いた。
チームオファーの話だ。
まだシーズン始まったばかりなのに、早いなぁと
メールを読んでいくと、
何と「この6月から契約してほしい」とのこと。
来年の話じゃなくて今年の話なのだ。
これが2005年だったら、とてもうれしいメールだっただろうと思い出す。
2005年、私は拠点をイタリアに変えた。
でもイタリアに来て1カ月も経たないうちに、
このチームは私の求めているチームじゃない
ということに気がついた。
言葉も話せないなか、どうやったらチームを辞められるか、シーズン途中でチームを辞めて、また違うチームで走れるか、いろいろ調べて、このとき初めて知ったのが6月は「チームをチェンジできる月」というのを知った。
そして、必死に思いを伝え、承諾書にサインをもらって、
日本行きの飛行機に乗るまでこの承諾書を肌身離さず持ち歩いた記憶がある。
そして、今のチームに移籍した。
当時はかなり必死だったのに、今は随分昔のことのように思え懐かしく感じるので、笑ってしまう。
今回のオファーの話、大変ありがたいが今回は見送ることになりそうだ。
条件はもちろん今のチームよりいいが、
かといって今のチームとはトラブルもないし、
チームの特徴もよく理解している。
シーズンも始まってしまったし…。
ただ、私は1つだけ決めていることがある。
選手になって、ヨーロッパに来て活動しているが、
もしオファーが来なかったら、
もう私は自転車選手を引退するということ。
オファーが来ない、イコール必要ないと認めざるを得ないだろう。
こんな日が来る前に私は私自身のゴールを迎えたい。

