週末自転車散歩 vol.3 お寺から文学館まで、見どころたくさん自転車で気ままに巡る古都・鎌倉

鎌倉自転車散歩は、パーク&ライドがおすすめ
日本有数の観光スポットとして年代を問わず人気を集める神奈川県の鎌倉エリア。1000年の歴史を垣間見るため古都を訪れる観光客は年間2000万人を越えるという。そんなエリアがとくに賑わいをみせるのが、あじさいと紅葉の季節。今回は、全日本ビーチフラッグスで14連覇中の遊佐雅美さんと、日本を代表するビーチバレー選手の浜田武仁さんのさわやか夫婦がゲスト。あじさいが咲き乱れるしっとりとした鎌倉を、素敵なおふたりがマイバイクで走った。
PROFILE

遊佐雅美(ゆさ まさみ) MAYUMI YUSA
職業はライフセーバー。全日本ライフセービング選手権ビーチフラッグス競技で14連覇中。94・96・00同種目で世界選手権連覇。趣味はサーフィンとケーキ作り。湘南を拠点に活躍中。
ホームページ
http://www.backwash.jp/yusa/
ブログ
http://plaza.rakuten.co.jp/masamiyusa/

浜田武仁(はまだたけひと) TAKEHITO HAMADA
日本を代表するビーチバレー・アスリート。98、02年にはワールドツアーにも参戦。07年神奈川県選手権ほか、国内の大会では数々の優勝に輝いている。遊佐さんや仲間と一緒にアウトリガーカヌーの競技にも挑戦中。
ホームページ
http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=beachsurfer
ブログ
http://plaza.rakuten.co.jp/beach1221/

愛用するコラテックのロードバイクで 走るふたり。カジュアルな服装でのんびり走った。
この日のスタート・ポイントは、由比ガ浜に近い有料駐車場。有名観光スポット近くを外せば、1日1000〜2000円で停められる駐車場もある。一般観光客に不便な場所こそ、自分の自転車を持って出かけるサイクリストには便利でお得な場所になる。天候は曇り。今にも雨が降り出しそうなあいにくの空模様。しかし、日焼けしたふたりは元気いっぱい。さわやかな笑顔が太陽のようだ。最初に出かけたのが、長谷寺や大仏がある高徳院で知られる長谷エリア。まずは、のんびり長谷寺であじさい見物。なんて考えていたのだが、参道を埋め尽くす人の波。さすがにこれにひるみ、近くの路地へ逃げた。閑静な住宅街を抜けて石畳のスロープを上ると鬱蒼とした里山にトンネルが見えた。その手前にある駐輪場に自転車を置き、ゲートで料金を支払いトンネルをくぐる。すると、みごとな洋館が建っていた。ここは『鎌倉文学館』という施設で、川端康成や夏目漱石など、鎌倉ゆかりの文学者の直筆原稿や資料などを展示している。
「うわっ、すごい。夏目漱石ってこんな字を書くんだ。こっちには、与謝野晶子もある。すげー!」と浜田さん。常設展示スペースには、教科書に出てくるような文豪の直筆原稿がずらり。雲の上の存在だった文豪の文字が意外と雑だったり、逆に難しい漢字だらけだったり。活字では伝わらない、人柄を垣間見ることができるのがおもしろい。資料を見学した後は、洋館の庭を散歩。相模湾を望む庭園にはバラ園もある。お寺めぐりとは一味違う近代鎌倉の一面を楽しんだ。

静かな鎌倉文学館では、展示された貴重な原稿などをゆっくりと見学。

海を見渡す鎌倉文学館の庭園を散歩。晴れた日にはスケッチをする人で賑わうそうだ。


再び長谷寺近くへ引き返し早めのランチに。ドイツ式製法のパンが鎌倉在住の人々に愛されている『ベルグフェルド』というカフェに入った。時代を感じさせる木の床を歩き、アンティークの椅子に座ると、大きなガラス窓から長谷の町の喧騒を望む。ふたりはランチ・メニューのサンドイッチを注文。「美味しいです。野菜も新鮮でパンもこくがあって。たまには、夫婦でこういうお洒落な店に入るのもいいですね」と遊佐さんは笑顔で話す。ゆっくりとランチを楽しんでから、再び自転車に乗り、金沢街道方面を目指した。

長谷寺を見学するつもりが、あじさいの時期と重なり大混雑。記念写真を撮ってみた。

鎌倉と藤沢を結ぶ江ノ電(江ノ島電鉄の通称)。踏み切りの音と2両編成の列車も、街の空気を和ませる要因だ。

鎌倉には魅力的な路地も多い。路地裏散策をして意外な発見を探すのもおもしろい。
