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静かなビーチまでのんびりと

地元のおじいちゃんの話によれば
「このあたりは昔、遊郭だったんじゃ」とか。
今は、港町の情緒を色濃く残す散歩道として
親しまれているペリーロード。

地元のおじいちゃんの話によれば
「このあたりは昔、遊郭だったんじゃ」とか。
今は、港町の情緒を色濃く残す散歩道として
親しまれているペリーロード。

下田港から海沿いの道をぐるりと走る。遥か太平洋に、小さな島がポツンと浮かんでいる。「今度はさあ、船に乗って島に渡るのもいいよね。せっかくフォールディングバイクがあるんだから!」と早くも次のプランがポンポンと頭に浮かぶ旅好きのニシ。イルカと遊べることで知られる下田海中水族館の横から細い遊歩道へ。小さなトンネルをくぐると、目の前には小さな入り江が。遊歩道の脇は磯場。地元の漁師さんたちが、岩海苔を集めていた。自転車を停めて、しばし潮溜まりをウォッチング。まだ春も早いせいか、この日、小魚たちの姿はなかった。夏から秋になると、この磯では、暖流に乗ってくるオレンジやブルーの小さな熱帯の魚たちがみられる。鍋田浜から国道136号線へ。国道をほんの少しだけ走り、左折する。

「あー、きれー。沖縄みたい」とせーちゃんは、海を見るやペダルをこぐペースをグンッとアップし、ビーチを見渡すパーキングに乗りつけた。目の前には、白いビーチが広がり、その先にはグリーンからブルーに変わる鮮やかなグラデーションの海が春の陽射しに照らされ輝いていた。波はそれほど大きくはないが、サーファーたちが遊んでいる。ビーチの隅にある芝生の上に座り、ふたりはそんな様子をながめていた。「海っていいね。たしかに電車を使ったけど、何キロも走っていないのに、こんなに簡単に、しかも早く海にこれるなんて、やっぱ輪行っていいね」とニシ。「じゃ、そろそろランチに行きましょうか!」と笑顔で話すせーちゃん。

下田港でみつけた
ペリー提督の像。
ペリーは、アメリカ
大統領からの親書を
運び、日本の開国に
一役買った人。

下田港でみつけた
ペリー提督の像。
ペリーは、アメリカ
大統領からの親書を
運び、日本の開国に
一役買った人。

クルマでは通れない和歌ノ浦遊歩道を走る。
自転車を停めて、小さな生物がいるか、
潮溜まりを覗いてみた。

クルマでは通れない和歌ノ浦遊歩道を走る。
自転車を停めて、小さな生物がいるか、
潮溜まりを覗いてみた。

静かで美しい多々戸浜まで走った。
海辺でのんびり過ごしてから引き返した。

静かで美しい多々戸浜まで走った。
海辺でのんびり過ごしてから引き返した。

美味しい海の幸を「いっただっきま〜す!」

遅めのランチは、下田漁港に揚がった
魚が並ぶお刺身定食をいただいた。
これも旅に欠かせないの楽しみのひとつ。

遅めのランチは、下田漁港に揚がった
魚が並ぶお刺身定食をいただいた。
これも旅に欠かせないの楽しみのひとつ。

国道を走り再び下田の市街地に引き返す。下田の漁港に揚がった魚を使った料理を出すことで知られる『なかがわ』という料理屋に入った。ここは、ランチタイムから夜まで休憩なしに営業しているため、自転車散歩のような気ままな旅の途中に立ち寄るには都合がいい。しかも、魚は新鮮で美味しい。ふたりは、店で人気のさしみ定食を楽しんだ。「白身のお魚が多いんですね。歯ごたえがあって、美味しいです〜」とせーちゃん。ゆっくりと食事を楽しみ駅前へ。

「足だけなのに、なんて気持ちいいんだ!」
と喜ぶニシ。せーちゃんは、
「足だけでもイヤで〜す」と混浴拒否

「足だけなのに、なんて気持ちいいんだ!」
と喜ぶニシ。せーちゃんは、
「足だけでもイヤで〜す」と混浴拒否

すっかり日が傾いた頃、
再び自転車を折り畳んで帰路に着く。
帰り道の渋滞を心配しなくてすむのも
輪行の魅力だ。

すっかり日が傾いた頃、
再び自転車を折り畳んで帰路に着く。
帰り道の渋滞を心配しなくてすむのも
輪行の魅力だ。

「おお、これこれ。入りたかったんだよね!」とニシ。シューズをぬぐや、足湯につかり幸せそう。駅前に、こんな施設まである下田の「おもてなし」の心に感謝。ササッと自転車を畳み、帰りのチケットを買い、お土産屋さんをチェック。こうして、ふたりの輪行デビューの小さな旅は、終わろうとしていた。帰りは、特急列車が終わっていたため、各駅停車を乗り継ぎ東京へ。「仕事だったら、電車の移動は早いにこしたことはないけど、こういう旅だとスローな各駅停車のテンポもいいですね。今回は、自転車と電車の相性のよさを発見できてよかった」と旅の感想で締めるニシ。「折り畳み自転車は、下田みたいな小さな街をちょこちょこと動くのには便利でした。折り畳みも、こんなに簡単なことがわかったし、オフの日にひとりでフラッと出かけちゃおうかな」。せーちゃんも、輪行スタイルが気に入った様子。皆様も、乗りやすく畳みやすい、高性能なフォールディングバイクを手に入れ、素敵なレール&ライドの旅を楽しんでくださいね!

(コースコーディネート・構成・撮影=山本修二)

今回のお得!

伊豆急下田駅

JRをはじめ、鉄道各社の多くは、自転車を折り畳み袋に積めれば、追加料金なしに電車への積み込みを容認している。旅先でレンタル自転車を借りるのもいいが、ママチャリじゃ気分は出ないし、ロングライドも楽じゃない。だから、持ち運ぶ手間はあっても、タダでマイバイシクルを持ち運べる輪行をしない手はない。用意するのは、マイバイシクルのサイズにあったキャリングバッグ(輪行袋)だけ。
DAHONの自転車なら、折り畳たみ&組み立てをする時間さえも節約できるから、その分、サイクリングを楽しむ時間を稼げる。いとも簡単に行動半径を広げられるフォールディングバイクで、お得に電車旅を楽しもう。