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富永美樹の自転車コラム 主婦、時々サイクリスト〜主婦から始める充実自転車LIFE〜

2007.02.23

vol.2フツーの主婦、自転車と出会う 後編

か、勝手がちがう……

初めて乗ったマウンテンバイクの楽しさに少々テンションあがりぎみのワタクシ。

カナディアンロッキーの大自然の中、サイクリング日和のいい天気、しかもスイスイ20キロ。

あまりの気持ちよさに湖のほとりで昼寝までしちゃう始末(スイマセン、おギョーギ悪くて)。
ハッと気づいたらさすがにそろそろ戻り始めなければいけない時間になっていて。

「じゃー、そろそろ帰ろうかー」ということで、もう一度、帰り道を確かめるため地図を取り出す。来た道を戻るのはクネクネしててわかりにくそうだから、最短距離ということもあって国道(っていうの??ハイウェイって呼ばれてるけど有料じゃない道、のことなんだけど…)ぞいをジャスパーの町まで戻ることに。

とりあえず、まずはハイウェイまで出ましょう、と2人、走り始めたのだけど、どーにもさっきまでと勝手がちがう。

そう、前回、私は書きました。
「坂をくだり、森をぬけ、湖のまわりを走り…」。
うん。確かに下った。そーとー下った。
しかも「ヒュー!た〜のし〜!!」とか言いながら(恥…)。
そのあとはおおむね平坦な道だったから忘れちゃってたけど、どうやら帰るにはかなり登らないといけないらしい。

「あー、やっぱり車ってラクだよなぁ」
もう何年も運動らしい運動をしていなかった主婦はつい、思う。

しかし、どーしようもない。今現在、エンジンは自分の足…ってことらしい。
「がんばるかぁ〜」

ほんとに運命の出会い?

最も軽いギアにおとしてクルクルクルクルクルクルクルクル……。
「なんか全然進んでない気がする…」。
漕いでも漕いでもペダルばかりがクルクルまわる。

川を渡り、ようやくハイウェイに出てみてさらにガクゼン。
「何、このなが〜い坂」。

標高が高いから空気がうすい上に、ハイウェイには日本では走ってないようなでっかいトラックがいっぱい。
「こわいよー。苦しいよー。進まないよー」。

さっきまでのテンションはどこへやら、知らない異国の地でなんでこんな目に?と一気に凹んでしまったワタシ。
だけどできることといえばひたすらペダルをまわしつづけることだけ。

クルクルクルクル……。
なんか自分との闘いみたいになってきた(笑)。
そうやって黙々と漕ぎ続けること1時間ほど、ようやくジャスパーの町が見えてきたときにはどんなにホッとしたか。
レンタルショップにバイクを返し、ホテルに戻りながらフツーの主婦は考えた。
「運命の出会いかも、って思ったけどほんとにそうなのか…?」

実はこの答えが出るまでには、あと1年とちょっとかかるのであった…。

意外な理由でワタシは自転車と再会することになる。
それはまた、次のお話にー。


富永さんはほんとに自転車との運命の出会いを果たせたのか?
意外な理由での再会って? 次週の掲載をお楽しみにっ。(編集部)

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