2007.03.09
フツーの主婦、自転車LIFEを始める
ぬけ出せるかも
「富永美樹の自転車コラム 主婦、時々サイクリスト〜主婦から始める充実自転車LIFE〜」
……というタイトルは、実は編集部の方がつけてくれた。
「主婦、時々サイクリスト」という表現が「なんか、いいな。」とこっそり気にいっていた。
でもそのうしろの「充実自転車LIFE」という文字に、最近ちょっとプレッシャーを感じていた。

「いったいいつになったらこの人の自転車LIFEは充実してくるんだろう…?」
そう思われてるんじゃないだろーか(笑)。
ようやく今日、その、ちょっとだけうしろめたい気持ちからぬけ出すことができるかも…。
ということで、前回、ようやくわが家に赤と白、2台の自転車がやってきた次の夜。
その日はダンナさんも私も夜7時くらいに仕事が終わる予定になっていた。
朝、でがけにお互いの仕事のスケジュールをなんとなくカクニンしあうのだが、「じゃぁ、今日はせっかくだから自転車でゴハンでも食べに行こうか?」と盛り上がり、
帰宅後の夜8時。自転車に乗ってとりあえず出発。
あてはとくになかったのだけど、なぜか家から2キロほどのところにある駒沢公園のほうへ向かっていた。
10分ほどで公園についたので、とりあえず入ってみる。
ここはサイクリングコースもある大きな公園で、夜の森の中を走ってるような感覚。
幹線道路を走ってたさっきまでとはあきらかにちがう、ひんやりとした風が気持ちよかった。
「なんかやっぱり涼しいね〜」などと言いながら、気づけば1周2キロちょっとのコースを3周。
さすがにお腹がすいたので、近所のカフェの前に自転車をとめ、夕ごはんにする。
ごはんを食べながら、でも視線はずっと、道端にとまる赤と白の自転車を見ていた。
「かわいいね、自転車。そしてなんか楽しいね、自転車。」
というのが素直な感想だった。
少し遠回りして11時すぎ、家に帰る。
なにかがハジけた。
そして次の日。
この日は雑誌の撮影のみで、午後3時に帰宅。夕方戻ってきたダンナさんと家でゴハンを食べて再び夜8時すぎ。
どちらかが言い出した。「今日もいく?」
今度は昨日とは反対方向へ向かおう、と近所の緑道を下っていった。
歩きではいつも途中までしか行ったことがない。
「あぁ、ここに出るんだ〜」。行き着いた先は車ではよく通る大きな道。
なんか自転車だと、意外と東京もせまいかも?と急に大きな気持ちになる(笑)。
この日も1時間半ほど夕涼みサイクリングをして帰宅。
その次の日はお互い夜まで仕事がつまっていて、夜は自宅で遅めのゴハン。
片付けなんかをしてるうちに日が変わっていた。……しかし。
「俺、今日もちょっと行ってこようかな〜」とダンナさんは夜中の1時すぎ、自転車ででかけていった。
さすがに30分ほどで戻ってきたが、無心で風にあたっているとすごい気分転換になるんだとか。
ダンナさんの中でも、なにかがハジけ始めていたようだった。
そんな夜を何度か繰り返していくうちに。
「1日、のんびりと自転車でプラプラしてみたいよね(そのときはまだポタリングなんて言葉も知らない…)」
ちょっと遠出もしてみたいな、などと思い始めているフツーの主婦。
というわけで、次回、初めて、太陽の下でのプチ冒険へ。いざ、出発!デス。
(いやぁ〜、それにしてもこんなところで「家計簿のダイアリー欄(日々のできごとをちょこっとメモしてるのだけど)」が役立つとは。
このコラムを書くために昔の家計簿をひっぱりだしてきちゃいました)
次回はいよいよプチ冒険が始まる。
日記がわりの家計簿をめくりながら、連載第5回にして核心に迫っていくのか?
はたまた得意のほのぼの系で読者の期待を裏切るのか?
次週は見逃せない!(編集部)

