2007.03.30
フツーの主婦、自転車でレースに出る 前編
大阪まで持って行くかぁ?

八ヶ岳で「なにかが爆発」しちゃって以来、時間さえあればますます自転車とでかけるようになった2人。
しかし赤と白、2台のMTBを車の屋根に積み、明け方大阪の実家に到着した私たちに、さすがのダンナさんの両親も驚きをかくせない様子だった。
「えー。これ積んで、ずっと走ってきたんかいなぁ〜!」
さらに、寝ずに車を走らせてきたはずの息子夫婦は、朝ごはんのあと
「川沿いにサイクリングロードがあるらしいよ」
などと言いながら自転車ででかけていく…。
これには両親も半ばあきれて見送るしかないようだった。
それは秋の終わりの、3日間のお休み。
「フツー、大阪まで持って行くかぁ?」と心のどこかで思う自分もいながら、でも自転車はやっぱり私たちと一緒にいた。
2日目はそんな相棒たちと奈良へ(もともと奈良は好きでよく行くのだ)。
そして翌日には再びMTBを屋根に積み、一路東京をめざしていたワケなのだが、そんなあわただしい休みも、自転車とならとても楽しく、そしていい気分転換になるのだった。
そのころ、ダンナさんの頭の中では次なる新たな計画が実行に移されようとしていた。
ダンナさんは相変わらず夜の公園でのトレーニングを続けていたのだが、このころから、戻ってくるたびに「腹見てよ、腹筋」とか、
「ほら、これ、ハムストリング。さわってみる?」とか、やたらと筋肉をアピールするようになっていた(笑)。
なんといってもドラマーだから、もともと、かなり筋肉質ではあったのだけど、今までにはついてなかったところにあきらかに筋肉が増えていて、実はけっこうなマッチョになりつつあり、それが嬉しくて、どうやら自慢せずにはいられないらしいのだ。
そうなってくると、男のひとってその力をちょっと試してみたい、と思うのだろうか、
「レースとかに出てみたいんだよね…」
どうやらこれが新たなプランのようなのだった。
は? 私がレースに?
しかも、サイクルショップのおにいさんといつのまにか話が進んでいたらしく、
すでに、「12月に幕張のMTBコースで開催されるa.b.cカップというイベント」にターゲットは絞られていた。
「へぇー、すごいじゃん。がんばってね〜」。
完全にひとごとだった。
ま、応援に行ってもいいかな、くらいは思っていたのだが、
つづいてのダンナさんの一言にフツーの主婦はひっくり返った。
「チーム対抗の耐久レースだから一緒に出ようよ」
「は?」今なんて……言いました?
「一緒に出る?私がレースに出る?」
どうやらちゃんと話を聞いてみると、2人か3人が1チームとなって、
1周1.2キロほどのMTBコースを、1時間で何周できるか、を競うレースらしいのであるが。
「子供も出るようなイベントレースだし、大丈夫だって」
結局なんだかんだと押し切られ、イベントとはいえレースに出場することになってしまったフツーの主婦。
出るからにはあんまりかっこ悪いのもさすがになぁ〜(はぁ〜…)。
この日から寒さが身にしみる夜の公園でのトレーニングが始まった……。
話は急転直下で、いきなり耐久レース初参戦だ。
夜の公園での極秘トレーニングの効果は発揮されるのか?
そしてその成績はいかに?
これらのナゾは次週に解き明かされるのか?(編集部)

