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CycleStyle Snaps 「自転車のある人生が大好き!」な人々の愛車&ライフスタイルを紹介

2008.8.8

原宿のおしゃれな美容師さんは
自転車ツーキニスト
Snap12 小島克彦さん/美容師

マウンテンバイクにまたがって自転車通勤する小島克彦さん(25)は、東京・原宿に店舗を構えるヘアサロンに勤務するおしゃれな美容師だ。美容師というだけあって、服装やライフスタイルにおけるファッションにはこだわりを持つ。自転車もその一つ。おだやかな雰囲気は、ヘアサロンに来る人をいつもリラックスさせている。

かつての夢は
プロサッカー選手

小島さんは高校時代、名古屋グランパスのユースアカデミー選手として、プロサッカー選手を目指していた。しかし膝を怪我してしまい、引退に追い込まれてしまった。サッカーが大好きだったが、泣く泣く夢をあきらめる結果になってしまったのだ。当時17歳、引退後は東海大学に入学し、学生生活を送ることになった。およそ3年間はずっとカラダを動かさない日々が続いた。

小島さんが自転車に出会ったのは20歳のとき。友達が乗っていたBMXがカッコよくて、自分も乗るようになったのがきっかけだ。
「もともと、電車が苦手だったんです。都内は特に混んでいるし、どうしても満員電車には乗りたくなかったんですよ。だから、友達が楽しそうに自転車に乗っているのを見て、僕も乗りたいと思いました」と笑顔を見せる。
自転車は膝にあまり負担がかからない。膝を痛めていた小島さんにとって、絶好の乗り物だったのだ。

走るととにかく気持ちがいい
購入してすぐに新宿から川崎まで快走

こうして小島さんはBMXを乗り始めたのだが、長い距離を移動するには向いていなかった。小島さんは「もっと長い距離を走れる自転車が欲しい」と思い、新宿にあるサイクルショップに出かけた。所持金は約8万円。ロードレーサーが欲しいと思っていたが、気に入ったもので8万円以内で買えたのはトレックのマウンテンバイクだけだった。

ショップから出てさっそく自転車に乗ってみる。衝撃を吸収するサスペンションのついた真新しいマウンテンバイクは、思いのほか乗り心地がよく、速く走ることができた。
「その日は、新宿にあったサイクルショップから自宅のある川崎まで、自転車で帰宅したんですよ。真っ暗だったけど、とにかく気持ちよかった。あっという間に、川崎に到着したんです。それから、サイクリングをするようになりましたね。友達と自転車で湘南まで走ったりして。楽しかったです」と小島さん。

ちょうどその年から、大学に通うのと同時に美容師の専門学校にも通い始めた。自転車とともにはじまった、新しい生活は充実していた。そして小島さんは夢に向かって一生懸命勉強し、無事に大学と専門学校を現役で卒業することができた。

自転車に乗り始め、美容師の道を目指してから4年。小島さんは今も同じ自転車を大切に使っている。サイクルショップの店員にメンテナンスの仕方を教えてもらい、時間がある時は自転車の整備をした。 小島さんは「最近、本当に忙しくて、ちゃんとメンテナンスできてないんですよ。でもメンテナンスを覚えると自転車に詳しくなるので、とてもいいことだと思います」

白と黒しか使われていないシンプルなマウンテンバイク。

自転車は白と黒しか使われていないシンプルなマウンテンバイク。「サイクルショップではじめて見た時に一目惚れしたんです」と小島さん。都内を自転車で走る時には、車道から歩道に入るときなど段差が多い。そのため、マウンテンバイクは東京を走るにはうってつけの乗り物なのだという。

頑丈なワイヤロックは必需品

頑丈なワイヤロックは必需品

今となっては、
一番の交通手段

現在は、一流の美容師を目指してアシスタント業務に務める。営業終了後には、技術的な練習をするため、夜遅くまで店に残る日々。朝8時から夜中の1時までずっと働いている生活はもう1年以上だ。
しかし、どんなに夜遅くまで練習しても終電を気にしなくていいのが、自転車通勤の特権だ。小島さんの移動手段はもっぱら、このマウンテンバイク。いつの間にか、自転車仲間も増えた。
小島さんは笑顔で「みんな、美容師仲間でもあり、自転車仲間なんです」という。

自宅は渋谷や新宿にも近い初台にあり、都内の移動は全てと言っていいほど自転車だ。
「僕にとって、自転車に乗ってみんなと一緒にショッピングに出かけるのが休日の楽しみ。中でもよく行くのは中野の隠れた洋服店です。駅からは遠い道のりも、自転車ならあっという間に到着する。そして、電車賃はタダになるんです。もう8万円の元は取れましたよ」と話す。

最近は「自転車ブーム」ということもあり、自転車に乗る人たちがどんどん増えている。小島さんは、ついつい見知らぬ自転車乗りと競争してしまうことも…。
「なんとなく、負けたくないって思っちゃうんですよね。同じような自転車に乗っている人を見つけると、仲間意識が芽生えるんです。それって僕だけですかねえ?」と楽しそう。

これからもずっと自転車を活用していきたいと話す。
「自転車に乗り続けて、もう4年。今となっては、生活になくてはならない必需品です。これからもずっと、この自転車を乗り続けていきたいです」
小島さんはこれからも、一流美容師までの長い道乗りを自転車とともにひた走るのであった。

小島克彦さん

小島克彦

小島克彦さん/1983年7月22日生まれ
高校時代は名古屋グランパスのユースアカデミーに所属し、プロサッカー選手まであと一歩というところまで活躍するも、膝を痛めて引退。その後、東海大学に進学し、3年生に進級した年に美容専門学校に通い始める。04年に同時に2つの学校を卒業。その後、2年間アパレル関係の仕事でファッションを勉強し、06年から原宿の美容院ピチコートに入社する。現在は一流の美容師を目指して修行中。

自転車はキレイに保ってこそ「愛車」になるのだ。

まだ学生で時間があった頃は、いつもメンテナンスをしていた。小島さんは「雨が降った時にはチェーンがさびやすくなるので大変ですよ。メンテナンス用の雑巾や布を探すにも一苦労するし。でもメンテナンスを続けると、自転車に愛着が湧いてきますね」。そう、自転車はキレイに保ってこそ「愛車」になるのだ。

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