2.乗ってから選ぶ、これって当然の権利

「サスペンションがつくと、どんな違いがあるんですか?」西村さんは一つ一つ丁寧に答えてくれます。
バイクプラスの西村さんが次に尋ねたのは、「どんな走り方をされます?」。まずは通勤に使おうと考えていたのは小山寛二さん、ご主人の方です。でも、都心部、しかも3キロほどの距離の通勤と聞いて、西村さんは苦笑い。「正直なところ、3キロならどんな自転車でもいいですよね」。
しかしご主人はメゲません。休日には多摩川のサイクリングロードなども走ってみたいこと、サイクリングを趣味とする友人がいるので、ゆくゆくは郊外のサイクリングも…とたたみかけ、何とか自分にピッタリの、しかもカッコいい自転車を見つけようと強力にアピール。なんだか、普通は自転車を売りたいのがショップのハズなのに、立場が逆みたいです(笑)。

ゲーリー・フィッシャーのカイタイにまたがる小山さん。まずはサドルの高さを合わせてもらいます。
では、と西村さんはご主人を外に連れ出し、道路際に展示してある一台のクロスバイクを指さしました。ゲーリー・フィッシャーのカイタイ、9万5000円のモデルです。「走り方によってはロードバイクもアリだと思いますが、まずはこいつに乗ってみて下さい」と、展示ラックからひょっと自転車を下ろします。「え、コレ、乗っていいんですか?」。普通の自転車ショップなら、わずかに試乗車があるのがやっとのことが多いのですが、「バイクプラス」ではほとんどすべての自転車を、「店の前くらいなら構いません」と乗らせてもらえるのです。

バイクプラスの前の歩道をさっそうと走る小山さん。サスペンション、ディスクブレーキも初体験。
サドルの高さを簡単に調整してもらい、ヘルメットをお借りして、小山さん、颯爽と走り出しました。「軽いなあ〜!」。「サスペンションがついているタイプかどうかも選べますよ。サスがついていると歩道と車道の段差とかがラクです」と西村さん。「でも…」、と小山さん。クロスバイクよりもさらにスポーティなスタイルの、トレック・7.5FXがやはり気になるようです。しかし、売れ線でもあるこの自転車は、たまたま小山さんに合うサイズが店頭にありません。とりあえず保留として、奥様の自転車選びに移りました。
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