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美濃ステージ ステージ情報>> TOJ広報ニュース  2008年5月20日発行
美濃は福島晋一が6年ぶりのステージ優勝
6年ぶり2度目の区間優勝を果たした福島晋一
5月20日 午前9時
天候:曇り 気温:19.7℃ 湿度:48%
風向:北北西の風 風速:5m (岐阜地方気象台調べ)
観客数:2万5000人(10時)

 美濃ステージは、前日から早朝まで雨が降っていたが、スタート時には天候が回復し、快晴になった。この日のコースは平坦を基調としながらも急激な登りも含まれている。
 レース序盤、23選手が集団から飛び出し、後続集団に大きく差をつけた。先頭集団の中には福島の他、サルツバーガーや前日までの総合4位の西谷、5位の新城などが含まれていた。
 福島はその時の心境を「序盤に飛び出したら、そのまま後続集団との差がついた。その時、自分自身の調子がいいことがわかり、勝てると思った」と話す。  その後、後続集団の中にいる選手は何度も飛び出して、先頭集団に追いつこうしたが、追いつくことができなかった。
 最終周回を迎える時点で、先頭集団と後続集団との差は縮まっていなかった。そして、福島は残り8kmほどの地点で先頭集団から飛び出し、後続の選手はそれを追った。福島は登りのピークで追いつかれた。しかし、その瞬間に、チームメイトの新城が一気に後続から差をつけて飛び出した。
「今日、僕の役目は新城と清水都貴(26)のアシストだったので、作戦通り新城を送り出せた時点で、自分の役目は完了したと思った」と福島。しかし、新城はすぐに集団に吸収されたため、再び福島が飛び出した。
 ゴール手前1kmの時点で福島とその後を追う集団との差は10秒あり、その後もその差は縮まらなかった。
 福島は「最後に逃げた時は新城を再び送り込もうと思っていた。だから、すぐ後ろに他の選手たちがいると思っていた。でも、無線で何度も新城が『そのまま行け』と言っていたので、必死になってペダルを回したら、逃げ切ることができた」と話した。ゴール直前、福島は後ろを振り返り誰もいないことを確認すると両手を挙げて、1位でゴールした。
 個人総合優勝をしている福島は「久しぶりに優勝するよろこびを感じられた。なかなか、結果を出せていなかったのでとてもうれしい」と話した。

中学生ジャーナリストが美濃ステージを報道
海外選手にインタビューする美濃中の取材陣
 第3日は美濃ステージ。前夜からの強い雨はスターティングセレモニーが始まるころにはすっかりあがり、晴れ間も見えるように。旧今井家住宅前には昨年同様、たくさんの人が詰めかけた。
 そんな人たちに混じり、地元の美濃市立美濃中学校(西部慎一校長、生徒数412人)の生徒会の生徒が選手を取材にやってきた。生徒会長の神園知季さん(14)と広報委員長の西部勇さん(14)が交代で選手にインタビュー、編集してお昼の校内放送でその模様を放送する。神園生徒会長は外国人選手へ英語で取材しており、「自分たちで質問を考え、英語に訳し、先生にチェックしてもらった」といい、「みんなやさしい感じがして、温かかった。とてもやりやすかった」と喜んだ。
 岐阜県教委ではイントラネットを整備しているが、昨年、県内すべての公立学校で学校間総合ネットを敷設し終えた。今年は同教委の担当者も美濃中学校の取材を「取材」しており、岐阜県e−チャンネルのサイトでも放送されるほか、VODでも後日見ることができるという。ただし、同ネットはクローズドで、一般の方は県総合教育センターなどでしか見ることができないという。
 広報委員長になって2カ月という西部さんは、今日がカメラを使って外で取材するのが初めてという。「外国人選手らのTOJへの意気込みが聞けてよかった」と胸をなで下ろしていた。(朝日新聞・前田光司)
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うだつの上がる町並み通りは、私たちの誇り
自宅前でスタートを待つ大石家の人たち
 美濃ステージのスタート地点、美濃市街にある「うだつの上がる町並通り」は、日本的な木造家屋の町並みが続く。その一角にある大石家住宅は明治5年の卵建(うだつ)作りで、昔は米屋。明治22年から「大石花表堂」という名で、美濃和紙に描かれた掛け軸や絵画が並ぶ京表装を営んでいる。
 この家に住む大石靖子さん(52)は「歴史のある日本的な町並みが続くこの通りは、この町に住む人たちの誇りです。でも長い間、観光に力を入れていませんでしたので、あまり多くの人に知られることはありませんでした。ツアー・オブ・ジャパンでいろいろな人に知ってもらえることがとてもうれしいです」と話す。
 軒先に飾られた紫陽花(あじさい)などの植物は靖子さんの手によるもの。靖子さんは「観光客の方がここを訪れた時、いつでも花を目にしてほしいなと思い、季節に合った植物を飾っています」と話した。(岡田由佳子)
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